‘マイコン’ カテゴリーのアーカイブ

お手軽オススメマイコン

2010 年 9 月 12 日 日曜日

手軽なマイコンは何かと聞かれたので答えたいと思います。

まず、ARMは論外。あれの性能はネ申だが使いにくいし資料が少ない。

Niosは慣れたら使いやすいかもしれないが、慣れるまでのハードルが高すぎる。

ってことでH8かAVRになりますね。

まず、H8に関して、、、

・関連書籍多数。

・使いやすさ抜群。中学二年生でも使える。

・ただ、お値段がねえ、、、秋月のH8マイコンボードは正直言ってそこまで安くはありません。

→手軽さを金で買う、という方には文句なし!!

AVRに関して、、、

・関連書籍はそこまで多くはないが、現在人気急上昇中なため確実に増える。

・使いやすさは、、、ライタを用意するのが面倒。しかし、これさえあれば無敵の使いやすさ。

・値段?安い安い安い。神スペックでなければ数百円で買えます。

→ライタを用意するのが面倒だが、それさえ用意すれば文句なし!!(ライタは買えば2000~4000円。作れば1000円以内)

ちなみに、現在、ネット上ではArduinoなるものが人気であり、作品をネットに公開している人が多くいます。本気で組み込み機器をやる!!って方にはあまりオススメできませんが、ちょっとマイコンをかじる程度であれば、Arduinoはかなり良いと思います。

AVRについて雑記

2010 年 4 月 2 日 金曜日

思ったんだけど、AVRってものすごく使いやすいよね。

ライターは安く作れるし、書き込み回路は簡単に作れるし、製品選択の幅は広いし、安いし、情報は多いし、、、

実際、PICと対抗している製品って良く聞くけど、AVRの方が上なんじゃないの?

っと最近思うtomoです。

っというのも、今日はEAGLEのライブラリを整理していて、その際、ふと思ったのです。EAGLEのライブラリって良いですよね。他にも、いろんなCADを触ったことがあるのですが、ライブラリに関していえば、EAGLE最高!!(まあ、タダで手に入るってのもありますけど)

で、本命、AVRについての雑記。

書き込み方法↓

・純正ライターを使う:4000円くらいかかるけど、一番確実かつ全ての品種に対応。しかもUSB

・シリアル通信から書き込みに必要な端子を引っ張る:かなーり安上がりかつほぼ全ての品種に対応。だけどもRS-232インターフェースが必要。

・互換ライター自作:安く済むけど、ライター製作にライターが必要(自作するライター自体にAVRを使用)。PCソフト設定とかもめんどい。

・USB-シリアル変換ICを使う:二番目の方法をUSBに対応させたもの。FT232RLなどのUSB-シリアル変換ICから書き込みに必要な端子を引っ張る。かなり安上がりかつほぼ全ての品種に対応、USBももちろん対応。

お金があれば一番目の方法。一番良いのは四番目の方法だと思います。今はRS-232搭載のPCなんて滅多にありませんからね。

ちなみに、以上の方法はすべてISPと呼ばれる書き込み方法です。ほかにもパラレルの書き込みとかあるけど、滅多に使いません。

で、品種についてtomo個人的な意見

ATmega640,1280,1281,2560,2561ー俗に言うフラッグシップってヤツ。値段は高いけどそれ相応な性能。大規模向け

ATmega164,324,644,1284ーミドルクラスだけども十分使える。ってか一番使いやすい。DIPパッケージもそろってるしね。

ATmega48,88ーローエンド。性能はイマイチ。でも小さいから必要な所では重宝される。小型機器とか小ネタ専門。

ATtinyは正直、使いません。いや、もっと言ってしまうと、使っても良いけどそれ使うならATmega48,88ラインを使った方が良い、という場面がほとんど。

あえて言えば、ATtiny2313が一番一般的なライン。ATtiny261,461,861はその一つ上のライン。

ってなかんじです。ホントに個人的な意見ですねww

ARMについてまとめ

2010 年 3 月 14 日 日曜日

各社ARMマイコンについて知っている限りまとめておきます。Digi-keyで手に入る物オンリーで、

ATMEL社

ARM7コアとしてAT91SAM7Sxxxシリーズ、AT91SAM7SExxx、AT91SAM7Xxxx(イーサネット搭載)どれもUSB、I2C、UARTなどペリフェラル豊富

ARM9コアとしてAT91SAM9xxxシリーズ。JAVA向けのコア搭載。ペリフェラル多し。でも正直メモリは少ない。外部で増やすこと前提。

Cortex-M3コアとしてAT91SAM3Uxxシリーズ。消費電力テラ低い。メモリ少なめ。

STM社

CortexコアとしてSTM32F10xxxxシリーズ。品種豊富。よって、メモリやコストにあわせて選べる幅が広い。

ARM9コアとしてSTR91xFAxxxシリーズ。メモリもペリフェラルも速度も最強。

NXP社

ARM7コアとしてLPC23xxシリーズ。品種豊富。いろいろ選べる♪

ARM9コアとしてLPC29xxxシリーズ。メモリもペリフェラルも速度も最強。

Cortex-M0コアとしてLPC11xxシリーズ。消費電力は無い同然。低コスト。しかし、性能かなり低い。

Cortex-M3コアとしてLPC13xxシリーズ。Cortexならもうちょっと性能欲しいかなっという微妙ライン。

ってな感じです。

低規模製品ならLPC11xxかLPC13xxかAT91SAM3U

中規模ならLPC23xxかSTM32F10x

大規模ならSTMかNXPのARM9

まあ、一概に何が良いとは言えません。コストにあわせて選べる選択肢が多いってところがARMのいいところです。

お前ら新製品速いな

2010 年 3 月 11 日 木曜日
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/03/05/028/index.html


ってな感じで、ARMの新製品が出るのは速いですな。絶対的な時間では速くないかもしれないけど、 IC一つ作る手間とコストを考えたらね。やっぱ、ARMが世界に認められてる証?だろうね。
って思うと同時に、この新製品に期待。だってフラッシュが1MB、RAMが96kB、120MHz動作って規格外でしょ。
これならメモリを気にせずに小規模なハード構成でOSを組み込めるね。
そのくせ消費電力の低さも規格外。思うにCortex-Mxシリーズの強みは、性能云々よりも圧倒的なコストあたり、パフォーマンスあたりの消費電力だと思う。
まあ、大学生にでもなったら使おうっと。
そーいえば、今日は大学の合格発表だったらしいですね。
先輩達どうかな、、、

異世界でもIntelは勝つのか

2010 年 2 月 28 日 日曜日
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/02/25/005/index.html

この通り、一部パソヲタから見れば未だにPCプロセッサ界は十分広いかもしれないが、もはや、PCに限らずコンピュータプロセッサの主戦場はモバイル機器へ移行しつつある。ビジネスシーンから家庭用機器まで、あらゆるユースシーンが存在する。そんな世界では、PCプロセッサはもはやゴミ同然、必要な機能のみを搭載し、最低消費電力とするモバイルプロセッサの需要が見込まれる。
そこで、繰り広げられるのが、従来の技術に低消費電力機能を組み込んだIntelとその他ARMに代表される組み込みプロセッサ陣のバトルだ。
既にIntelはAtomを発表し、Willcom D4などのモバイル機器に搭載されているが、依然として数は少なく、ユースシーンもモバイルパソコンがメインだ。
一方、ARMは新型Cortexシリーズを投入することで攻勢を強めている。特に、最近はFPGA向けソフトプロセッサに注目が集まる。
やはり、Intelの庭ではないのか。ARMが得意としているだけなのか。
今後の動向に注目だね。
あ、そうそう
iPadってのはSoCらしい。分かる限りでは、FPGAにCPUなどの必要チップを組み込んでいると思われる。
実は、このFPGAにIPコアを詰め込んでモバイル端末を作るという発想、俺も持ってた。くそ、先にやられたか!!
あ、ちなみに、私はARM応援派でね。IntelはPC用に専念して欲しいし、PC界での常識をモバイルシーンに持ってこられるのはちょっとね、、、それに、ARMはモバイルシーンでのナレッジソースが豊富だし、、、個人的に好きだし、、、

Arduinoやりてー

2009 年 11 月 9 日 月曜日

そのまんま。Arduinoやりたい

理由↓

・プログラムはやっぱできた方が良い。自分が作りたいモノを作れない。

・中一用にArduinoを考えてるのでその下見

・音モノ創作物を作りたいのだが、そういうジャンルはArduinoでいろいろ製作されている

・世界の人と技術交流できる

これだけです。やっぱ、いざ一人で何か作るとなってプログラムできなかったらなんだかんだで困ります。残り少ない遊べる高校生活をネタですごせるようにArduinoでネタモノ作ってニコニコデビューするのも良いと思います。MIDI関係や電子ドラム関係もArduinoで結構作られてますからね。

ベルリンの壁崩壊から20年です。とりあえずおめでとうと言う所なのかな。でも、未だに西と東では格差があるから真の意味での「壁」はまだまだ壊せてないのかもしれませんね。

QFP半田付けのコツ

2009 年 6 月 13 日 土曜日

今日はチップ部品の半田漬けでしたww

え?ほとんど表面実装しか半田付けしてないじゃん。

で、今回は、その表面実装パーツのうち、QFPをどうやって半田付けするか。

[用意するモノ]

半田こて(20W以下)

フラックス(あるかないかでかなり変わる)

ブレードタイプの小手先

半田吸い取り線

半田こては太陽電気産業のCXR-31(22Wだけど気にしない)、ってことは、ブレードタイプの小手先というとPX-60RT-1.6Dを使ってることになります。フラックスも太陽電気産業のBS-75Bです。無洗浄タイプです。

ブレードタイプってところがポイントです。細い小手先で一本ずつピンを半田付けしていったら何日かかることでしょう(最大で、QFP240っていうのがいますからね)ww

ブレードタイプなら、フラックスの効果もあって、ピンをなぞるだけで半田がつきます。以下写真付き解説(アドレスのとこに高解像度の写真を貼ってます)。

1:フラックスを塗ってからICを置きます。ちゃーんと位置決めしないと後で泣きますww

フラックスの粘性で一度置くと、ある程度は位置が保たれます。

http://55tomoslab.rakusei.net/cortex-soldering/DSC02367.JPG

2:ブリッジ覚悟で半田付け。さっきも言ったとおり、半田こてにリアルタイムで半田を流しながらなぞっていきます。するとこうなります。

http://55tomoslab.rakusei.net/cortex-soldering/DSC02368.JPG

3:半田吸い取り線でブリッジを除去して完了。

http://55tomoslab.rakusei.net/cortex-soldering/DSC02370.JPG

ちゃんと目視で確認します。案外きれいにできます。

デュアルディスプレイでEAGLE

2009 年 3 月 14 日 土曜日

久しぶりです。一週間更新なし。勉強してました。っと言うことにしといてください。いやー、結局、テスト終わったら食堂でspiralrayと3時くらいまで色々しゃべってるわけで、、、そこそこの成績は維持しつつ、、、(たぶん)

で、まあ、色々アイデアふくらませたり、早過ぎるも次のロボカップのこと考えたりと。なんかARMが正式採用されそうで。

今日はやっと部活ができたのでまあ色々してたわけですよ。思い出したり。で、eagleが持ってきたいらないディスプレイが部室に転がってるではないか、、、使ってあげましょう。ということで、Cortexの設計開始。

ノートパソコン画面に回路図、外付け画面に基板図

もうサイコー。使いやすさ抜群。なんと言っても部品の番号がいちいちウィンドウ切り替えずにすむのが嬉しすぎです。

ということで、明日には完成すると思います。というかさせます。spiralrayに殺される。コンパイラがんばってもらってるんだし。

あ、あと、AT91SAM7はクビです。色々話し合った結果、使う必要がないとわかりました。理由は

AT91SAM9XEの発見

SAM7の規模ならADuCの方がハイスペック

ということです。つまり、Mr.SAMはAT91SAM9XEになるということです。

は~。つまり、三つ設計しろと言うことですか。それとディスプレイ用フレームバッファも、、、忙しい。

そういえば、EAGLEを使い倒す、と、コイルガンが置き去りにされてるのは気のせい?要するに優先順位ってやつですよ。早めにSAM9作ってプログラムやらせとく。そのあいだにちょっとガラクタいじり。

選択肢はたくさん

2009 年 2 月 25 日 水曜日

まあいろいろ相談してるわけですよ。どのマイコン使うか。

ちなみに、なぜそんなにARMにこだわるのかというと、、、

H8に飽きてきた

H8のスペックでは足りなくなってきた

かといってSHは高い

なんとなくあまり売ってないモノを作りたい

という感じです。で、やはり一番の問題はSAM以外は開発環境がないということなんです。

あ、そうそう。選択肢にAnalog DevicesのADuCシリーズが増えました。小規模向けだったのですっかり忘れてました。しかもサンプル頼めるのでさっそく評価してみようかな。

どっちのマイコンを選ぶ?

2009 年 2 月 24 日 火曜日

ああー。鼻水がーっと今日も苦しんでいる

とりあえずサークルのとこにARMマイコンボードセットを追加しときました。あ。コミケのことについてはまた、コミケ用特設ページで案内書くので。というかまだ出られるかどうか決まったわけでもないですしね。

で、そのマイコンにSAMかCortexを使うかで迷っているのですが、、、SAMはクビです。理由は

A/Dコンバータの数が比べものにならない

動作周波数も同じく比べものにならない

その割に値段はCortexが約500円高いだけ

という理由です。しかーし、Cortexに関する資料ってのがほとんどないんですよね。SAMの方は資料どころかコンパイラまであるのでそういうのを考えるとやはりSAMも捨てられない。

一応両方設計しといて開発環境ができ次第量産っと言う形になると思います。つまり、eagleとspiralrayにがんばってもらうと言うことですね。がんばってねー。